ジャンヌの願い

ton

2012年01月20日 01:20

今日は、異なった音楽学校から選抜された教師陣の初リハーサルがあった。

ピアノ、フルート、サックス、オーボエ、ヴァイオリン、クラリネット、チューバ、トランペット、パーカッション、そして指揮者、朗読者の計11人のミニオーケストラ・・。

5月まで毎月1回、毎回新曲を午前中に譜読み、件リハを行い、午後は地域の幼稚園、小学校の子供達が練習の風景を見学に来るという設定。

今日は、ジャンヌの願い・・という子供向けの物語・・・

養女のジャンヌは本当の兄弟がいない・・両親はジャンヌに冷たくあたる・・・
ある日、森を一人で散歩している時に1匹のハリネズミとめぐり合う・・・
このハリネズミ・・実は願いを叶えてくれる魔法をもっている・・・。
ジャンヌの願いとは・・・

といった内容に指揮者が音楽を付け足したもの。

午後2時間の間に約200人もの子供達が訪れた。
単なるコンサートではなく、リハーサルとはどうゆうものなのか・・今、何故もう一度同じ曲を繰り返したのか・・何がいけないのか・・何か変わったことがあるか・・といった事を子供達に質問しながら展開していくのだけれど、子供達の感性は・・大人以上に研ぎ澄まされ、鋭い

このまま、大きくなって欲しいな~

最近のフランスではこのように、音楽学校と地域の幼小・中学校との接点が増えてきていて、とても嬉しく思う。
単なる鑑賞会ではなく、演奏者と聴衆の隔たりが全くなく、職業の一種としてのアプローチの仕方は音楽を最も身近なものに印象づけるし、その必要性があるからこそ、音楽学校の地域への働きかけが不可欠なのだろう・・・・。

来月はフランスの作曲家・ジョリベの星のダンス。

また子供達のキラキラした表情に逢うのが今から楽しみ




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